心の殺陣記 書道独り言 忍者ブログ
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日記なんだけど、書道要素の強いのお話なので、書道独り言に分類してます。


昨日はへたってました。
朝から東京国立博物館へ。
皇室の名宝展2期は、予想通り見られなかった。
丁度内容入れ替え・11/12は無料っていうのをうけて、午前11時の時点で既に90分待ち。大学の授業一コマ分。

…ですよねー。

因みに、イケメン阿修羅が出た仏像展の時は、120分待ちでしたよ。

冷泉家の和歌守(うたもり)展見に行ってきました。
私は仮名にあまり通じているわけではないです。
いまだに万葉仮名と変体仮名と草仮名の区別がつきません。
古くて平仮名っていうより漢字なのが万葉仮名で、平仮名の元になったのが変体仮名。
んで、草書っぽいような仮名(崩しまくり、ほぼ読めない)のが草仮名?
全然わかってない。今度調べておこう。

冷泉家時雨亭文庫叢書とかいうのが完結したらしいとかで、その記念だそうですよ。全84巻だっけ?
名称間違ってても気にしない。巻数間違ってても気にしない。

冷泉家というのは、今も続いている由緒あるお家のようですね。
京都に本家があるのですが、私研修旅行で通った時は寝てた
詳しいことが知りたい方は、Wikiをご覧下さい。
藤原家より成るお家で、和歌に精通した家です。
藤原っていうと、俺SUGEEEEEの道長が有名ですが、あの系統ですね。
実際、書道史上でも本当にすごい家です。


私は藤原俊成の、ピンピンとした針金のような文字が好きです。
流麗な仮名よりも繊細かつ強い文字が好きなもので。

友人と見てまわってましたが、文字は正直どれも一緒に見え…るんだよねー…。
虫食いとか料紙ばっかり見てました。
「虫食いきめえwwwwwwww」とか、
『明月記』(藤原さんの朝廷日記みたいなもん)見て、


友人:「真面目な文書とは言え、後世の人にこういうカタチで晒されるとは…恥ずかしいよね

私:「極論を言えば、自分が昔書いた漫画をそのまま晒されるっていうのと一緒だよね

友人:「死んじゃう


まあ、極論ですけどね。書いた本人はちゃんとした記録を書いて、大真面目なわけであって。


中には片仮名の資料もありますが、これから見に行かれる方へ軽く解説。

片仮名って、今は片仮名語がどーだこーだと言われて西洋風味なかんじがするのですけれども、
その発生は割と古く、1300年辺りの資料には既に片仮名の存在はありました。
「何で片仮名ってできたの?」って話になるかと思いますが、
平安時代って平仮名ができかけだったり、まだガチガチの漢字だらけだったりしたわけです。
そんな中、お坊さん達が速書きをしたり漢文を読む時に、片仮名が便利だなーっていうことで作られました。できました。

一部間違ってるかもしれませんが、そういうお話。
授業中に聞いたことをうろ覚えで話しているので、詳しく知りたい方はWikiを(ry
間違えてたら微笑んでくだせえ。


しかしまあ、昔の人は皆すげーうめぇ字を書くのかっつったら、
「俺本気出したらすごいぜ!!」かもしらんが、草稿(ラフみたいなもん)や公文書でないものって、我々が急いで書く文字とそう大差無いような。
ただそこに連綿があれば、すげー綺麗に見えるよねってだけの話にも思える。
どうなんだろう。よくわかりません。


宸翰(天皇直筆…あるいはそうとされている)コーナーの背景が青色で、やたら寒かったです。
大胆な前衛的な書もあって、興味深かった。
時代を見れば成る程桃山時代。
安土・桃山時代と言えば、有名な人物は織田信長とかそういう…いわゆる戦国武将ですね。
時代の流れというのは書にも強く影響するもので、戦乱のこの時代や鎌倉時代なんかは、強い書が多いです。
私は結構好きです。男らしい字は好きです。

私自身が、よく「学者先生みたいな字を書くね」と評されるものですから、
ああいった大胆な表現ができるというのは、憧れでもあり。


冷泉家のものが一気に展示されるは、最初で最後かもしれないそうなので、
興味のある方は是非ご覧下さい。



点呼とってからは直帰。六本木の日展も、多分人多いし。
山手線に乗ったらば、目の前に女装のお方。

セーラー服に…二つくくり…そして……ゴツい男性。
仕草まで女性らしい!かわいいよ!…でもちょっとゴツいかな!!?

友人に「何のジャンル?」って訊かれたけど、ジャンルとかそういうのじゃないと思う。
エロゲとかギャルゲには、ああいう一般的な制服はほとんど見かけないし。
ときめもやD.Cくらいじゃねーの、まともっぽい制服って。

彼女もとい彼は、池袋で乗り換えるようでした。すげー気になる。


帰宅途中にサモンナイトDSを1480円で入手し、マクドで友人とミュウをゲットしつつ。
友人からリーシャンをもらったので、お礼にヒノアラシをプレゼントしました。


この時点で結構貧血気味だったみたいで、帰ってからの記憶はあまり無いです。
すぐに着替えて寝る準備して、朝6時まで寝てた。
晩飯食ってない。お腹すきましたね。

そろそろ学校行く準備します。いってきます。

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mixiにもあるけど、こっちにも。
大抵どっちか開いてるから、気軽に調べる用として。


・文人
頼山陽
田能村竹田
池大雅
与謝蕪村
浦上玉堂
市河寛齊
柏木如亭
大窪詩佛
菊池五山
中井薫堂
篠崎小竹
中島棕隠
市川米庵?
貫名海屋
柳里恭?
酒井抱一?
青木木米
亀田鵬斎
木村蒹葭堂


・僧侶
白隠慧鶴
寂厳
慈雲飲光
仙厓義梵
良寛
明月
佚山
大典
雲華
東嶺円慈
隠山惟琰
卓洲胡僊
峨山慈棹



今わかってる範囲ではこんなかんじ。まだ調査中。特に文人。
文人の数って鬼みたいに居るんだ…。
木村蒹葭堂に集った人々引っ張り出したら、キリが無い気がする。

けんかどうなのに、みんななかよsいやなんでもない。

あとは各人の代表的な作品などのデータ収集。
後の世の人のことも考えて、もっと変換し易い名前にすれば良いのに。
IMEパッドも大忙しです。


ついでに、文人の区分として

・書画に秀で、詩文をよくする
・趣味多彩である(風流人である)
・俗世間にとらわれない

みたいなものがあったような。よくは覚えてない。
単純に書・画・詩に通ずるだけではダメだった気がする。
確か書道全集にあったので、引っ張り出せばおk。

文人じゃないのを入れたらアウトなので区別が難しいです。
幸い、文人は文化文政時代(=化政時代)に多いので、そこを中心に見て行けば良いのですが…。
調査対象が江戸中期~後期なもんで、そこの折り合いをどうつけるか。


で、これで何するかって言うと、各人の著名な書をリストアップして表に残すわけですね。



どんだけあると思ってんだ…かなり多いなあ。


私:「例えば、田能村竹田の書でも沢山あると思うのですが」

教授:「うん。そういうのを全部リストアップして、そこに書いてってね」

私:「……多いですね」

教授:「あれこれもじゃなくて良いよ。ある程度の取捨はしてね」

私:「文人の場合、画の中に文字がある場合もありますが、そういう場合は?」

教授:「それもね☆」



ニコッ!(^^

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帰って来ました。明日から授業だ。
1限目は中国語の長文読解ですが、中国語って大体単語の意味がわかれば、あとは適当にほいほいするだけで解ける。
間違ってたら先生が教えてくれる。
ぼくそう信じてる。
こわくなーいこわくなーい。
Yanをヤンって読むのはこわーい。


もう少し落ち着いて読めばいいのに。
上手く読もうとするからこけるんですよね、わかってます。


11/8は書学書道史学会、今日はゼミ見学会に行っていました。

11/8はなぜか、行きは良かったのに、帰りは徒歩10分を30分にかえて駅に到着。
ことごとく逆方向に歩くのはなぜ。

学会の内容は、体調不良で午前の部までしか見られなかったのですが、
まず研究の方法とか形態からフルボッコなわけで。こええええ。
中には高校の先生をなさっている方も来場して、発表をしていました。

私の興味のある分野についての発表もあったので、それに関する研究発表を観に行ったのですが…。
なんというか、それ以上に得られたものがあったなと思えます。
あまり外れない限りは、好きなものを研究したら良いんだ!と感じました。
以前から「書道と民俗学を結びつけた研究がしたい」と思っていましたが、迷うことなんかないんじゃないかなと。
今は誰かが批判してるわけじゃないし、好きに調べれば良いんじゃないか。

妙なドキドキ感を抱きつつ、へろへろになりながら帰りました。
11/8だけで、約12000歩歩いてた。迷子最強。



で、今日はゼミ見学会。
心に決めていたものは、やはり揺るぎなく。

主ゼミ:日本書道史
副ゼミ:篆刻

で出してみようと思います。
ただ、希望者が多そうなんだよなあ。
主ゼミを篆刻にしたいって人が多くて…抽選になってしまうかもしれない。
希望が通れば良いなあ…。

私が主ゼミに選択したい日本書道史も、副ゼミに選択する人が多そうだ。
江戸時代の古文書解読なんて、とても楽しそうじゃないですか!
鬼畜だけどなー!全く読めないものを読めってことですから。
でも、古文書が解読できるようになれば、やりたいことにも絶対繋がる。




その前に進級しような(^^

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ざっと見て、私はやっぱり

主ゼミ→日本書道史
副ゼミ→篆刻

になりそうです。
篆刻での問題は、私、篆書が全く書けないってことなんですけどね☆
誰があんな文字書けるか。左右対称シンメトリー文字。
私が見られる程度に書ける書体っつったら、楷書と行書くらいだよ。

漢字かな交じりゼミも悩みましたが、篆刻は今しかできないだろうしなあ。
…というか、卒業後に書を書くことって、多分無い。


現状、考えている卒論テーマは2~3あるのですが、どうなんだろう。
書道学と民俗学、絡めて研究したいなあ。
でもどうなんだろうなあ。教授に怒られるかなあ。
ダメだったら、愛しの田能村竹田の書に走ります。


主ゼミは日本書道史と心に決めていましたが、
副ゼミはまだどうだかわからん。
でもきっと、篆刻をちゃんと学べるのって、今だけなんだろうなあ。
そう考えると篆刻がいいなあ…。


曾爺さんには悪いけど、仮名は取りません。私の仮名はどろどろの血液でしかない。



この時期になると、皆大抵ゼミの話をします。
書道学科に来たからには、皆書作に進むようですが、
私が「私は書学を主ゼミにするよ」と言うと「ええ!?すごいね!」と言われることがほとんど。

よく言われるのが「書学は論文いっぱい書かなきゃいけないし、勉強ばかりで大変」ですが…。
私からすれば、書作行く君らの方がすげーよ。って気持ちです。
だって、書作ですよ書作。上手い人が生きていける世界じゃないですか。
才能の無い私には考えられない。
筆持って文字を書くことは好きですが、私は書作に進むと潰れるだろうと思います。下手だもの。

現状、私は書制作というのがサッパリわからなくなっています。
近現代日本書道史を学んで、余計そういうカオスな状況に落ち込んだ。
何が素晴らしく上手い書なのか、どれが自意識過剰な書なのか。
度を超えたものはわかりますが、そうでないものはサッパリわからない。
私は上手い書を書けるのかと言えばそうではなく、
かといって、自意識過剰な書は絶対にしたくない。

ある種、書に対して恐れを抱いている状況です。
そんな状況で書作なんて、できっこない。
果たしてどこまでが書で、どこまでが書ではないのか。
その判断がつきません。わかりません。怖いです。

そもそもが下手なんですけどね。
書道学科で一番下手という自信がある!



その点、書学は良いじゃないですか。
要は覚えれば良いんだし、その中で気になったことっていっぱいあるから、それを自分で調べたりすれば新たな発見があったりして面白い。
もっといっぱい知りたい、もっといっぱい調べたい!
そんな気持ちを、欲望を満たせるのは、やっぱり書学なんじゃないか。
あれもこれも見てみたくて、うずうずする気持ちがあります。
自分で興味関心をもって、それを調べるのはとても楽しいです。



って言ったら「学者肌」あるいは「研究者肌」と言われるわけなんですが、
そういうものではなくて、単純に自分の趣味ですよね。
民俗学とからめて考えたいとか言ってる辺り。

「天狗の印」「狐と狸の書」なんてロマンあると思うよ。
狐は書をよくし、狸は画をよくした。という話は非常に面白いと(ry
もちろん彼等が現実にそういうことをするわけではないと思いますので、
では実際は誰が書いたのか?そこにどんな書法が潜んでいるのか?と考えると以下略。


それだけでも楽しいですよ。
書作は怖くてできません。
ほんと、書作ができる人はすごいと思う。

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11/7・11/8に開催される書学書道史学会を、聴きに行きたい!
なんでも、私の大好きな田能村竹田の『亦復一楽帖』についての研究を発表する方がいらっしゃるのだとかで!興味津々です。

他にも、教授が「日本の書の中の漢字散らしについて」みたいな研究の発表をなさるみたいで、それも気になります。

…でもそれ、オオトリ。
場所は世田谷でして…遠い…!(血涙




このブログで、私竹田について「しつこいくらいですが」と言ってますが、
読み返したら、ブログでは竹田について言ったことが無かった。多分。

というわけで、田能村竹田について。以下、mixiの転載。
長いから興味の無い人はスルー推奨。

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