心の殺陣記 何を焦るでもないのですが 忍者ブログ
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ほんとに諸行無常を噛み締めるというか食いしばるようなってきます。

生きてます。大丈夫です。
しかし、ある件を境に、時間の経過を恐れる傾向にあります。
気が早いのかどうかはさておき、物事の覚悟はしているのですが、
さりとて、悟れる程には大人ではないのです。
まだ達観ができず、失うことへの恐怖心を日々抱いて生きています。
この年になれば、きっと「これが人生で最後だろう」ということも一つや二つ出てくるでしょう。
一つ一つを目に焼き付けていかねばなりません。
もっと気楽に行ければ良いのでしょうが、私は少々異常なまでに、執着心を持つ性質です。
執着心があったからこそ、幼い頃からずっと同じキャラクターで話を書いているのでしょうが。
懐古と呼べる程、温かなものではありません。懐古は古を懐かしむと書きますから、懐かしむことができる程度には人は前進している。
ですが、私はどうでしょう。懐かしむのは怖いです。醜いお話で、ずっと停滞していたい。

自分が見ている分野は、昔のものがほとんどです。
時として1000年前のものであったり、60年程前であったり、様々です。
そうした時間の経過は、たくさんの人生の縮図を統括したものであったりもします。
それだけにとても魅力的なのですが、同時に嫌にもなります。
嫌になって、なるほど、不老不死を望む気持ちと早死にしたい気持ちがわかるようになります。
永遠など無いというのはわかり切ったことなのに、永遠を望む人間の気持ちが理解できます。
そうした気分の問題から、自分の創作世界に関する時間の流動が、ますます乏しくなってきました。わかっています。

さっさと割り切って生きる方が賢明なのでしょう。
割り切って、悔いなく行動する方が余程有意義なのでしょう。
わかっていても、だからといって、どうしてそのように迅速に頭を切り替えられるでしょうか。
自分は、ひどいエゴイストだと思います。
同年代の人々は、もっと早くにこういうことに踏ん切りをつけてやってきているのだろうなと思うと、恥ずかしくてなりません。

今を見れない過去も見れない、未来ばかりを見て立ち竦む。
汚い完璧主義もあったものだと苦笑します。


って今は思ってるんですけど、どうせ来年か再来年くらいになったら「うっわあこういうこと考えてたわ自分きもっ!!!!」とか感じるようになるんでしょうね!
わかっとるんです。わかっとるんですが、黙ったままの方が先に進めませんで。

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