心の殺陣記 隣り合わせの君 忍者ブログ
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火曜日までに、レポート作成。
様式内容枚数自由。別に書かなくても良い。
私は多分B判定くらいもらえてると思うのだけれども、
どうせなので書いてみることにした。


題材は「挽歌の鑑賞」でいいか!

私は挽歌とか最晩年の書とか…死に関わる・死に直面している・死を悼むものが好きです。
別に「桜は散るからこそ美しい」だなんて、死に美意識があるわけではないです。散り死ぬことを散華と言いもしません。



日本人は特に、死を目の前にした際の感情が凄まじいと思います。
その強さと儚さに、どうしても惹かれざるをえないのです。
死に関わった状態の人間が記したものが、好きなのかもしれません。
不謹慎だったらごめんなさい。
ただ、そういったものを見ると、どうしようもなくドキドキします。
動かされる、揺さぶられる。魅了される、不安になる。


何度も言っていていい加減くどいですが、
頼山陽の「喀血歌」なんかは、その書に鬼気迫るものを感じずにはいられません。
平素の彼の書と比較してみても、諦観と生への切望が感じられる気がします。気がするだけだよ。

田能村竹田の「七言絶句」に惚れたのも、そこだろうと思っています。
最初は知らずして惚れたのですが、それでも「この書は悲しい」と感じたくらいの気迫がありました。
それだけの魅力を、残念ながら死は作っちゃうんだなあと思います。

挽歌は哀悼の歌ですが、流石歌人。ひどく綺麗に描写してくれるなあと思います。
だからこそ、そこに込められた心も強いのだろうな。


ぐるぐる考えても、死ってどうしようもないんですよね。
こうやって文章で書いてみても、まったく的確な心情の表現ができない。
どうしようもなくやり切れない。悲しいって、こういうことなんだなあって。
隣り合わせ、背中に在る君であるからこそ。


それ故か、突然打ち切られるような死はいまいち好きになれません。
事件性を帯び、それにおいて命を手放すというものは、好きではないです。

愛した動物や身内の死などは、この20年間で少しは味わっています。
親の職業柄、特に動物の死は多かった。昨年には2頭の犬が相次いで亡くなりました。
大学生になってから死を目の当たりにすることが増えましたし、
恐らく今年か来年にもまた目の当たりにするかと思います。

死別は嫌いというより、苦手です。きっと慣れることはないだろうなあ。
だから、生涯、死を愛することもありません。
私がそれに憧れを抱くなど、もっての他だと。
人が憧れを抱くのは否定しませんけれども。
私はできれば、平和に平穏に生きて平和に平穏に死にたい派です。


あくまでも、そうした状況下で制作されたものが好きなのであって。
死が好きなら泣きはしない。





…明日のテスト勉強は明日やるよ!(平和でも平穏でもない



以下、今日見た夢。mixiの転載。

夢を見て起きて泣いた。
マトモに泣いたのは、多分1年ぶりくらい?って思いつつ。


というのも、昨年の春休みと夏休みに相次いで亡くなった、実家の犬が出てきたからで。
いやそれだけじゃあ泣かないんだ。

実家に帰っている夢で、彼女等の居た通路に足を踏み入れたら、そこにリコが居た。
リコはまだ(夢の中では)生きていて、私は「ああ、リコ、生きていたんだ。良かったなあ!」と思っていた。

でも、リコは随分弱っていて、毛も汚れてぐしゃぐしゃになっていた。
母に「リコにパンあげたって」と言われたので、ふわふわの食パンをリコにちぎって食べさせた。
普通、ふわふわの食パンは犬にはあげない。食べ残したパンやその耳をあげることが多い。
私はそれをわかっていて、夢の中で「これは御馳走なんだ」と思いながらリコにパンをあげる。
最初はちぎって床に置いていたのだけれども、それだと食べづらそうなので、口に持って行って直接食べさせた。
彼女は嬉しそうにもぐもぐと食べるのだ。

パンばかりだと、口の中が乾燥するかな?と思い、水入れに使っていたボウルに水を入れようと思った。

ボウルには、長いこと使っていなかったせいか、赤い水垢がたくさんついていたので、スポンジでよく洗ってやった。
水を入れて持って行ってやると、リコは違う水入れの水を飲んでいた。
その水入れにはドッグフードがたくさん沈んでいて、正直不味そうだったので、さげた。

水を飲み終わったリコは、通路をなぜかうろうろしている。
ふんふんと鼻を鳴らしていて、何かを探しているようなかんじ。


すると、ふとチョビがやってきた。



二 足 歩 行 で 。



うちの犬は前足を二本持ってやると、立ちあがってダンスができた。
多分その影響で二足歩行だったんだろうけど。

ただ、チョビの前足は腐っていた。腐って、包帯でぐるぐると巻かれていた。(現実は違います)
「えっ、チョビが居る!」と驚いた私。
チョビは何か言いたそうに、リコの居る通路の先へ行こうとする。
彼女についていくと、ホワイトボードやブレーカーのスイッチがある通路に出た。現実に忠実。

腐った前足で、注射針など入っているダンボールに、彼女は何かを書く。
私はその書き順にならって、ホワイトボードにそれを書いた。


すげー嬉しそうな顔してんの、チョビ。
何かなって思ったんだよ。


「句外ちゃんに土産を渡したくて、探している」


って書いてあったんだよ。


通路の向こうに居るリコは、
私に何か渡して去って行きたいんだとさ。

チョビ曰く


「でも何も無かった。だから、コートのポケットの中を探してみて。
骨が入っているから、それを捨てずに持っていてね」


だそうで。


夢の中で号泣した。
夢の中で「リコ逝っちゃ嫌だ、ダメだ!!」と叫んで泣いた。

通路のドアは開け放たれていて、その先にリコが座って、こちらを見ているのが見えた。

私はそっちに駆け寄って






そこで目が覚めた。


起きてから泣いた。笛さんごめんね。



次の実家帰省には、もうチョビの1回忌です。1年経つのって早いね。

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