怒り方

「句外ちゃんて、怒りの感情が欠落しとるよなあ。飄々としとるというか…」

と、言われた昨日。
「飄々としている」は割とよく言われる。

欠落、とまでいきませんが、怒ることは滅多にありません。
イライラを抱えることはあっても、「お前な！」と相手に言うことはありません。

怒らないわけでもない…ような気はするのですが、
確かに“怒る”と言うと、妙にぼやけたような気持ちになります。

からかわれて「こら、もう！」と言うと、「句外ちゃんが怒った！？珍しい」とまで言われる始末。
舌打ちをするようなキャラではないというのが、日常生活における私の印象のようです。


友人：「もしかして、怒り方がわからん？」

私：「………。……そう言われれば、わからない。友達同士の喧嘩なんて、したことない」

友人：「嘘！？」

私：「彼氏と喧嘩はしたことあるけど、生まれてこの方、友人間での喧嘩は無いね」


どころか仲裁やパイプになることが多いです。
しみじみと思う。大抵何されても何言われても、「この野郎」と思ったとしても、にこにこして対応する。
自分が耐えれば良いかなーと思うところがあるし、
わざわざ言うほどのことでもないのかなーとも思う。

ギスギスした気持ちを相手に伝えるのも、
伝えた人物も伝えられた人物も傷つくんじゃないかなーと。

他人に対する興味が無い、というとそれまでなのかもしれません。


そういったことを考えていると、「甘やかし過ぎ」と叱られてしまいます。



私：「友人間での喧嘩は憧れるよ。というわけで、私と喧嘩しないか！！」

友人：「嫌やー！！！」



断られた。

因みに、彼氏との喧嘩も最近はしなくなりました。


喧嘩の仕方、怒り方っていうのは、どんなもんなんだろ。


でも、あまりのことがあると、ちゃんとブチ切れます。